M3(エムスリー)のネットワークビジネスを調査!過去の行政処分と勧誘で気をつけたいこと
今回は、ネットワークビジネス業界で活動している方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれない「M3(エムスリー)」についてお話ししていきたいと思います。
M3は、舞茸を主成分とする健康食品を扱っているネットワークビジネスの会社です。
今回、改めて会社の情報やビジネスプラン、過去の行政処分、そして実際に受けた勧誘について調べてみました。
さらに、今回は私自身が先週受けた勧誘の体験談もお話ししています。
ネットワークビジネスをしている方はもちろん、これから始めようか迷っている方、友人や知人から誘われている方にも、ぜひ読んでいただきたい内容です。
最初にお伝えしておきたいのは、会社や商品について知ることと、勧誘する人の説明をそのまま信じることは、別の問題だということ。
どんな会社であっても、どんなに信頼しているリーダーからの話であっても、自分自身で確認する姿勢が大切です。
それでは、順番に見ていきましょう!
1.M3(エムスリー)とはどんな会社?
M3は、健康食品などを扱うネットワークビジネスの会社です。
公式サイトでは、黒舞茸を使用した商品などが紹介されています。
代表的な商品として、舞茸エキス粉末を使用した「M3 Kuro-MDF」があり、原材料にはマイタケエキス粉末(MDフラクション含有)などが記載されています。
健康に関心がある方にとって、日々の健康維持を考えるきっかけになる商品かもしれません。
ただし、ここで注意したいことがあります。
健康食品であることと、病気を治療できることは同じではありません。
商品に含まれる成分について研究や情報があったとしても、それだけで、販売されている商品が特定の病気を治すと判断できるわけではありません。
商品の魅力を判断するときには、成分の情報と、実際に販売されている商品の効果についての説明を分けて考える必要があります。
「商品の成分に興味があること」と「勧誘で説明された効果をそのまま信じること」は、別の話です。
2.M3の過去の行政処分について
今回、M3について調べるうえで、私が改めて確認しておきたいと思ったのが、過去の行政処分です。
実は、M3の公式サイトには、2016年に東京都から一部業務停止命令を受けたことについて、会社自身が公表した文書が掲載されています。
2016年3月4日から9か月間、東京都内における連鎖販売取引の新規勧誘および契約締結が禁止されたと、会社が公表しています。
また、消費者庁の特定商取引法ガイドに掲載されている行政処分の一覧でも、株式会社M3(エムスリー)について、次のように記録されています。
項目 :公表内容
会社名 :株式会社M3(エムスリー)
処分内容 :業務停止命令(9か月)
取引類型 :連鎖販売取引
商品 :マイタケエキス配合の健康食品等
処分公表日 :2016年3月3日
これは、現在の活動についての判断ではなく、過去に公表された行政処分の記録です。
その後、M3は2016年11月に、東京都内での処分期間が終了し、12月4日から通常の営業を再開できることになると公表しています。
ここで大切なのは、過去に行政処分があったという事実と、現在の個々の会員の活動や、現在販売されている商品についての評価は、分けて考えることです。
過去の処分があるからといって、現在の会員全員が不適切な活動をしていると決めつけることはできません。
一方で、過去の行政処分を知ったうえで、現在の勧誘方法や会社のコンプライアンス体制について確認することには意味があると思います。
会社の過去の処分歴は、契約する前に知っておきたい重要な情報の一つです。
私は、どのネットワークビジネスでも、会社の良い情報だけでなく、過去の経緯も含めて確認してほしいと思っています。
3.M3のバイナリー方式のビジネスプランについて
次に、ネットワークビジネスを考えるうえで欠かせないのが、報酬プランです。
M3のようなネットワークビジネスでは、商品の販売だけでなく、会員を紹介し、組織を作っていく仕組みがあります。
今回の動画では、バイナリー方式の問題点についても解説しました。
バイナリー方式とは?
バイナリー方式とは、一般的に、自分の下に2つの系列(左右の組織)を作り、その組織の売上や条件に応じて報酬が計算される仕組みです。
例えば、自分の下に左系列と右系列を作り、それぞれに会員が増えていく形です。
この仕組みでは、単純に紹介人数が多ければ多いほど報酬が増えるとは限りません。
左右の系列の売上バランスや、報酬を受け取るための条件などが関係してくる場合があります。
そのため、説明会などで「組織が大きくなれば収入が増える」と聞いたとしても、具体的な条件を確認することが大切です。
私が気になるのは、報酬の仕組みを理解しているかどうか
ネットワークビジネスを始めるとき、報酬プランの説明を聞いて、すごく魅力的に感じることがありますよね。
「左右に人を配置すればいい」
「上の人がサポートしてくれる」
「組織ができれば収入が入る」
こういった説明を受けることもあるかもしれません。
でも、ちょっと考えてみてください。
実際に商品を購入する人がいるのか、毎月どのくらいの費用が必要なのか、そして報酬を受け取るためにどんな条件があるのか。
ここを理解せずに始めてしまうと、思っていた収入と実際の収入に大きな差が出てしまう可能性があります。
「報酬プランが魅力的に見えること」と「自分が実際に利益を出せること」は同じではありません。
ビジネスを始める前には、報酬の計算方法だけでなく、商品代金、登録料、毎月の購入条件、交通費や活動費なども含めて考える必要があります。
4.先週、私が実際に受けた勧誘について
さて、ここからは私自身の体験についてです。
先週、私も実際に勧誘を受ける機会がありました。
ネットワークビジネスの活動を長く見てきた私ですが、今回の勧誘を通じて、改めて気になる点がありました。
それが、いわゆる「ブラインド勧誘」です。
ブラインド勧誘とは?
ブラインド勧誘とは、簡単に言うと、最初に本当の勧誘目的や商品・ビジネスの内容を明かさず、相手を誘い出してから勧誘するような方法です。
例えば、
・「ちょっと会って話を聞いてほしい」
・「すごい人を紹介したい」
・「面白い話があるから、一度来てみない?」
こういった誘い方をされたものの、実際に会ってみたら、ネットワークビジネスの説明だった。
そんな経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん、知人同士で新しいビジネスの話をすること自体が、すべて問題というわけではありません。
問題になるのは、相手が何のために呼ばれているのかを知らされないまま、勧誘の場に連れていかれてしまうことです。
特定商取引法では、勧誘前の目的の明示が重要です
消費者庁の特定商取引法ガイドでは、連鎖販売取引の勧誘に先立ち、事業者の名称、商品などの種類、そして特定負担を伴う契約の勧誘目的であることを明示する必要があると説明されています。
つまり、ネットワークビジネスの勧誘であれば、最初から何の話なのかを明らかにすることが大切なのです。
「会ってから説明すればいい」「話を聞けば分かる」という考え方では、相手が判断するために必要な情報が不足してしまいます。
誘われる側にも、話を聞くかどうかを自分で決める権利があります。
私は、勧誘する側の人にも、ここは改めて考えてほしいと思います。
断りにくい状況を作っていませんか?
例えば、友人から誘われて、わざわざ時間を作って出かけたとします。
そこに知らない人が何人もいて、次々とビジネスの説明をされたらどうでしょうか。
「せっかく来たのだから、最後まで聞かなきゃ」
「紹介してくれた友人に悪いな」
「ここで断ったら、関係が悪くなるかもしれない」
そんな気持ちになってしまうこともあると思います。
特に、相手が信頼している友人や、尊敬しているリーダーであれば、なおさら断りにくいですよね。
でも、忘れないでください。
友人や知人との関係を大切にすることと、相手の勧誘を受け入れることは別です。
相手との関係が大切だからこそ、納得できない契約はしない。そう考えてもいいのです。
5.「この商品は病気に効く」と言われたら?
今回の動画では、薬機法や特定商取引法に抵触するおそれのある勧誘トークについても取り上げました。
特に健康食品を扱うネットワークビジネスでは、商品の説明に注意が必要です。
例えば、健康食品について、
「この商品を飲めば病気が治る」
「薬を飲まなくても大丈夫」
「この成分は、あの病気に効く」
といった説明を受けた場合、慎重に考える必要があります。
健康食品と医薬品は違います
健康食品は、医薬品と同じように病気の治療や予防を目的として販売できるものではありません。
厚生労働省は、医薬品等の広告について、虚偽・誇大な効能効果の表示などを規制しています。
健康食品の広告や勧誘で、医薬品のような治療効果をうたうことには、薬機法などの観点から問題が生じる可能性があります。
また、個人が「飲んで良くなった」と体験談を話しているからといって、その商品が病気を治すと証明されたことにはなりません。
「自分には効果があった」という体験談と、「誰にでも病気を治す効果がある」という説明は、まったく別のものです。
商品の良さを伝えたい気持ちは分かります。
でも、良いと思っている商品だからこそ、誤解を招く説明をしないことが大切なのではないでしょうか。
勧誘する側も、説明を慎重に
ネットワークビジネスでは、会員が自分の言葉で商品を紹介する場面が多くあります。
そのため、会社が作った資料だけでなく、会員がSNSや個別のメッセージでどのような説明をしているかも重要です。
「上の人が言っていたから」
「セミナーで聞いたから」
「他の会員も同じように説明しているから」
これだけでは、正しい説明であることの根拠にはなりません。
リーダーから教わった説明でも、自分で確認する。
これは、ネットワークビジネスをする人にとって、忘れてはいけない姿勢だと思います。
6.リーダーを盲信しない!大切なのは「俯瞰して見る」こと
私が特に伝えたかったことの一つが、リーダーとの付き合い方です。
ネットワークビジネスを始めると、親身になって教えてくれるリーダーに出会うことがあります。
自分がうまくいかないときに励ましてくれたり、勧誘の方法を教えてくれたり、セミナーに誘ってくれたり。
そうした人の存在が心強く感じられることもあるでしょう。
でも、ここで気をつけてほしいことがあります。
尊敬することと、すべてを信じることは違う
リーダーを尊敬すること自体は悪いことではありません。
ただし、どんなに尊敬している人であっても、すべての発言が正しいとは限りません。
リーダー自身も一人の人間です。
法律の知識が十分でなかったり、報酬プランを誤解していたり、良かれと思って伝えたことが、結果として不適切な勧誘につながってしまう可能性もあります。
だからこそ、私は「俯瞰して見る」ということが大切だと思っています。
俯瞰して見るというのは、少し離れたところから、全体を客観的に見ることです。
例えば、次のような視点です。
・その説明は、会社の公式資料や法律と一致しているか?
・リーダーが話している収入は、実際の報酬実績に基づいているか?
・商品を購入している人は、本当にその商品を必要としているのか?
・自分が紹介した人に、負担やリスクについても説明できているか?
・もし紹介者がいなかったとしても、自分はこの契約を選ぶだろうか?
こうした質問を、自分自身にしてみてください。
誰かを信じることと、自分で考えることは両立できます。
誰かの言葉を疑うことが、必ずしも相手を否定することにはなりません。
自分の判断で確認することは、自分自身を守るためでもあり、相手との関係を大切にするためでもあるのです。
7.ネットワークビジネスで成功したいなら、まず数字を見よう
ネットワークビジネスに限らず、副業で収入を得たいと考える方は多いと思います。
私も、収入を増やしたいという気持ちはよく分かります。
ただし、収入を増やしたいのであれば、夢や希望だけでなく、数字を見ることが大切です。
売上と利益は違います
例えば、月に10万円の売上があったとしても、商品代金や活動費などに9万円かかっていれば、手元に残るのは1万円です。
さらに、交通費や通信費、セミナー参加費などの費用がかかっていれば、実際の利益はもっと少なくなることもあります。
ネットワークビジネスの説明会では、報酬の大きな数字が目に入りやすいかもしれません。
でも、自分が知りたいのは、売上や報酬の金額だけではなく、最終的にいくら手元に残るのかということです。
「いくら稼げるか」だけではなく、「いくら使って、いくら残るのか」を考える。
この視点を忘れないでほしいと思います。
「誰でも簡単に稼げる」という話には注意
消費者庁の事例でも、ネットワークビジネスの勧誘で「誰にでもできる」「簡単に稼げる」と説明されて契約したものの、知人を勧誘できず、商品在庫を抱えてしまったケースが紹介されています。
もちろん、すべての人が同じ結果になるわけではありません。
しかし、紹介人数や報酬は、自分の努力だけで必ずコントロールできるものではありません。
相手にも、購入するかどうか、参加するかどうかを決める自由があります。
だからこそ、収入の見込みを考えるときには、成功した人の話だけでなく、実際にかかる費用や、思うように収入が得られなかった場合のことも考えておく必要があります。
8.詐欺案件や怪しい副業を見分けるために
今回は、ネットワークビジネスだけでなく、詐欺案件や副業の話を見分けるための考え方にも触れました。
副業や投資の話は、魅力的に聞こえるものがたくさんあります。
「短期間で大きく稼げる」
「特別な人だけが知っている方法」
「今始めないとチャンスを逃す」
こうした言葉を聞くと、つい気持ちが動いてしまうこともあるでしょう。
でも、契約や支払いをする前に、一度立ち止まって確認してほしいのです。
契約前に確認したい5つのポイント
①会社の情報を確認する
会社の正式名称、所在地、連絡先、公式サイト、過去の行政処分などを確認しましょう。
②契約の目的を最初に説明されていたか
何の契約なのか、どんな商品やビジネスなのかを知らされずに呼び出された場合は、慎重に考えましょう。
③初期費用と継続費用を確認する
登録料、商品代金、月々の購入条件、セミナー費用、その他の活動費を合計して考えましょう。
④報酬の条件とリスクを確認する
報酬が発生する条件、収入が得られない可能性、解約・返品条件を契約書面で確認しましょう。
⑤第三者に相談する
紹介者やリーダー以外の人にも相談して、冷静に判断できる時間を持ちましょう。
特に、「今日中に決めてほしい」「今だけの特別な話」と急かされたときこそ、焦らないことが大切です。
その場で契約しなくても大丈夫。納得できるまで確認してから決めましょう。
9.すでに契約してしまった方へ
もし、この記事を読んでいる方の中に、すでにM3や他のネットワークビジネスに契約している方がいたら、知っておいてほしいことがあります。
「契約してしまったから、もうやめられない」
「紹介してくれた人に申し訳ない」
「今まで使ったお金が無駄になる」
そんな気持ちになることもあるかもしれません。
でも、契約したからといって、必ず続けなければいけないわけではありません。
連鎖販売取引には、法律で定められたクーリング・オフ制度があります。原則として、法律で決められた書面を受け取った日などから20日以内であれば、契約を解除できる場合があります。
また、不実の説明や威迫などによってクーリング・オフが妨げられた場合には、期間経過後でも解除できる場合があります。契約内容や経緯によって異なるため、個別に確認することが大切です。
「もう契約したから仕方がない」と、一人で抱え込まないでください。
困ったときは、消費者ホットライン「188(いやや!)」に電話すると、最寄りの消費生活センターなどにつながります。
契約書、勧誘時のメッセージ、支払いの記録などがあれば、相談時に役立つことがあります。
10.まとめ|M3に限らず、ネットワークビジネスは俯瞰して考えよう
今回は、M3(エムスリー)について、会社の情報、舞茸を主成分とする商品、バイナリー方式のビジネスプラン、過去の行政処分、そして私自身が受けた勧誘についてお話ししました。
今回の記事で伝えたかったことを、最後にまとめます。
・M3については、2016年に東京都から9か月間の一部業務停止命令を受けたことが、会社の公式発表や公的資料で確認できます。
・バイナリー方式の報酬プランは、報酬条件や費用、左右の組織の仕組みを理解したうえで判断することが大切です。
・ブラインド勧誘のように、勧誘目的を明かさずに誘う行為には注意が必要です。
・健康食品の説明では、病気が治るなどの医薬品のような効能をうたわないことが重要です。
・リーダーを尊敬していても、説明を自分で確認し、客観的に判断する姿勢を忘れないこと。
私は、ネットワークビジネスをしている人すべてが悪いとは思っていません。
商品を気に入って活動している人もいるでしょうし、真面目に仕事に取り組んでいる人もいると思います。
ただ、どんなビジネスでも、法律を守り、相手に正しい情報を伝えることは欠かせません。
自分が信じているものだからこそ、客観的に見る。
これは、ネットワークビジネスだけでなく、投資や副業、さまざまな契約にも共通することだと思います。
そして、もしあなたが今、誰かから勧誘を受けて迷っているなら、すぐに答えを出す必要はありません。
一度立ち止まって、情報を集め、自分の気持ちと向き合ってみてください。
まだ迷っている方へ。一人で悩まなくても大丈夫です
「友人からネットワークビジネスに誘われたけれど、どう判断したらいいか分からない」
「リーダーの説明と、ネットで調べた情報が違っている」
「契約してしまったけれど、続けるべきか迷っている」
そんな悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。
私の公式LINEでは、ネットワークビジネスや副業に関するご相談を受け付けています。
無理に何かを勧めるためではなく、まずは状況を整理して、考えるきっかけにしていただければと思っています。
「騙されたくない」のではなく、信じたい気持ちがあるからこそ、迷うこともあるんですよね。
その気持ちも大切にしながら、一緒に考えていきましょう。
公式LINEから、お気軽にご相談ください。
